映画『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』アニメと違う!?進化した劇場版を徹底比較!

2019年5月10日に公開された『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』

アニメストーリーから約半年後の物語。

作品情報

2016年4~6月に放送されたオリジナルアニメ「甲鉄城のカバネリ」の新作となる中編作品。
近世から近代へと移り変わろうとしていた頃の極東の島国・日ノ本(ひのもと)を舞台に、
「カバネ」と呼ばれる不死の怪物たちを相手に生き残りをかけて戦う人々の姿を描く。

分厚い装甲に覆われた蒸気機関車、通称「駿城(はやじろ)」のひとつである「甲鉄城」に乗り、
熾烈な戦いを潜り抜けてきた生駒たちは、
人間とカバネの新たな攻防の地である海沿いの廃坑駅「海門(うなと)」へやってくる。
生駒たちは現地の人々と「連合軍」を結成し、カバネ撃退の策を立てるが、海門の地にはある秘密が隠されていた。

監督・脚本はテレビシリーズも手がけた「進撃の巨人」の荒木哲郎。
キャラクター原案の美樹本晴彦、音楽の澤野弘之らおなじみのスタッフが再結集。

監督・脚本はアニメと同じ荒木哲郎。

アニメ最終回放送から約3年、いったいなにが進化したのでしょうか。

アクション映画の王道、和風スチームパンクで一世を風靡した本作の魅力に迫ります 😀

スポンサーリンク

ネットでの声

切符は買いましたか? それでは考察列車、発車します!


※以下ネタバレを含みます。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。


スポンサーリンク

◯純粋すぎる恋愛

まず、アニメ版と違うのは恋愛要素が増えたことです。

アニメは、主人公の生駒、ヒロインの無名のふたりが少しいい雰囲気になってましたよね。

そのほかのキャラクターも男女で一緒に描写はされてますが、作品全体でいうと恋愛要素はほぼないです。

生駒が神社で無名に「人間に戻す」と約束したシーンは印象深いです。

さて、劇場版ですが、冒頭から無名が生駒を意識しているのがうかがえます。

友人である鰍に手袋の編み方を教わります。

アニメでは見せなかった“女の子”らしさが滲み出ており、より人間味を帯びた印象です。

恋愛といえばケンカですよね(圧力)。

作中では生駒が暴走し無名を襲います。

それがきっかけとなりふたりの仲は悪くなり、体は次第にカバネに侵食されます。

やけになって、ひとりで敵が潜む地下通路に入りますが案の定ワザトリに出くわします。

もうダメかと諦めたときに、生駒が助けにきました。

仲直りしたふたりはカバネの侵食も収まりました。このことから“愛”が必要でお互いに好きなんだと確信します。

 映画のラストまえにふたりの恋愛描写があることから、本作はアニメより恋愛を重点に置いている作品になっています。

エンディングでは主題歌『咲かせや咲かせ』が流れ、

それぞれのカップルを映していきます。

そして本作の一番の見どころ、無名のキスシーンがここにあります。

曲とタイトルの音ハメに痺れること間違いなしです。

スポンサーリンク

◯これが絆の力

甲鉄城という列車がキーポイントになっています。

クライマックスで融合群体が襲ってきたとき、運転手の侑那が速度を上げて隧道にぶつけ、

その後急制動する計画を考案します。

手に汗握る展開が繰り広げられ、見事に撃沈させました。

甲鉄城はただの列車ではなく、仲間が集う家であり、心の支えであるゆりかごです。

これまでどんな困難も全員で協力して乗り越えてきたからこそ、甲鉄城は存在しその“意味”をなします

ゆえにラストシーンは甲鉄城に乗っているみんなの絆の描写なのです。

 ここがアニメ版とは違い、劇場版ならではの胸熱ポイントです。

スポンサーリンク

終わりに

いかがでしたか?

本作は1時間程度の短い作品ですが、展開の切り替わりの多さ、シーン回収の秀逸さ、

淡い恋愛模様が相まって満足感は長編映画を凌駕します。

 私はエンディングをなんども見返して毎回号泣です。あの無名が……!

あれ、もう終点か。

アニメの総集編映画もありますので、アニメを見るのが面倒な人はそちらをどうぞ。

今なら無料会員登録すれば見れます。

この感動をアニメ好きさんに知ってほしいWW

それでは次の考察でお会いしましょう。チャオ♪

最新情報をチェックしよう!